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地域見守りコーディネーター 見学・学習会をしました。
投稿日:2019年11月25日
啓発活動の一環として・・・
今回、港区社協さんの主催で毎月地域福祉コーディネーターの会合が行われているのですが、その11月度の会合を港育成園の見学と知的発達障害に関する学習を組み入れていただきました。大阪市手をつなぐ育成会においても啓発活動に関して、積極的に進めていく方針を出しており、港育成園でも地域貢献の一環として福祉教育を進めているところです。
今回、港区社協さんに福祉教育や啓発活動に関してのお話を持ちかけたところ、実は地域や学校現場でも知識の不足や対応に困っている方も多いとお聞きし、それならばとのことで実現しました。
福祉教育や講演会などは自立支援協議会や施設連絡協議会などでも、これまでやってきた実績はあるのですが、港育成園や法人の啓発活動は草の根的な活動にも思えます。
内容
大阪市手をつなぐ育成会では、知的障がい者サポーター養成講座というのを以前に実施した経験があるので、それを基に今回の学習会を進めています。第一部では港育成園の見学をしてもらい、重度の知的障がいの方の社会参加を考えてもらう機会にしました。
コーディネーターさんの中にはすでに、港育成園をご存知の方もいらっしゃいましたが、今回30周年を迎えてもなお、地域の方には知らない人も多くいました。
見学では利用者さんとの交流もあり、知的障がいに関するイメージを少しでも持ってもらえたのではないかと思います。
第2部では知的障がいに関する基礎的な知識と啓発活動の実際を知ってもらっています。
前半部の知的障がいの知識のところでは、より障がいのある方の視点に重視したお話をさせていただきました。
・障がいの方が抱えている生きづらさや、日々の困難。
・見えない障がいであることで理解されにくい現状。
・ちょっとだけお手伝いをしてみることで、それがつながっていくことの大切さ。
と、障がいの知識を伝えることから地域力を上げていくところまでコンパクトにまとめましたが、すごく大事なエッセンスをお伝え出来たのではないかと思います。
後半部は啓発活動の実践で、福島区のNPO法人ぽっかぽっかさんの実践を法人の啓発活動に組み入れ活動・グループ名も「YO~おこし」として講義をしました。
啓発活動では、発達障害の基礎的な知識と、紙芝居や体験プログラムにより、発達障がいへの理解を伝えています。
体験プログラムでは、実際に知的・発達障がいの方の気持ちに近づけます。
コーディネーターのみなさんも楽しみながら、実際の障がいのある方の気持ちに近づける講義でした!
ぜひ、このブログを見られて、興味を持たれた団体の方、小中高の先生がおられましたら一度お問い合わせを!
港区の方であれば港育成園 06-6584-9241、大阪市の方は06-6765-5621まで。