2018年01月23日 16時00分
1月の学習会は、NPO法人はばたく施設長の福井武巳氏しを講師にお招きして、「事業所として支援者として大事にしていること」をテーマにご講演頂きました。
福井氏が事業所に入られたのは23年前で、当時は無認可作業所だったそうです。福祉制度の変遷に伴い、地域活動支援センターを経て現在は、NPO法人として就労継続支援B型とグループホームを実施されています。お話は福井氏と、福井氏とほぼ同時期に利用を始められた利用者のKさんの経歴を対比しながら進められました。
福井氏は学生の頃に福祉とはあまり接点がなかったそうです。仕事を始めても自身の事業所には職員が少なく、他の作業所や施設の職員と関わることで気付きや学びがあったそうです。福祉制度が移り変わっていく中での苦労話や昨今の運営面での課題も聞かせて頂きました。
Kさんの支援では、長い年月の経過の中でKさんの変化と、Kさんのご家族にも変化があり、寄り添われてきたことが窺えました。福井氏は利用者の方に楽しんでもらうためには、まずは自分が楽しまないとと率先して楽しんで来られたそうです。実際、利用者の方が楽しいと思われていたかどうかは分かりませんが、そう思われていたら嬉しいともおっしゃっていました。
福井氏の軽妙な語り口で笑いもあり、福祉への熱い思いも伝わる講演でした。
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