社会福祉法人大阪市手をつなぐ育成会は、知的な障がいのある人たちが必要とされる援助を受けながら地域で当たり前の生活が送れることを願って活動しています。

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事務局だより

1月会員向け勉強会を開催しました

2019年01月18日 15時00分

 1月17日(木)に「大阪市地域福祉基本計画」をテーマに大阪市福祉局生活福祉部地域福祉課担当係長松前賢太郎氏をお招きして勉強会を開催しました。
大阪市地域福祉基本計画について概要版の冊子を用いて説明していただきました。
 大阪市では区ごとに、地域福祉計画を策定し、地域福祉を推進しています。この計画は各区の取り組みを支援するとともに、共通する福祉課題への対応など基礎的な部分について市全域で推進するため策定されました。「だれもが自分らしく安心して暮らし続けられる地域づくり」という基本理念のもと2つの基本目標があります。

 基本目標1 みんなで支えあう地域づくり
 基本目標2 新しい地域包括支援体制の確立

 この2つの基本目標では、各区に共通した福祉課題への対応、市全域で進める取り組みがあり、その具体的なしくみや機能等を説明していただきました。


1. 相談支援機関・地域・行政が一体となった総合相談支援体制の整備
 各区に「見守り相談室」を設置して、地域における要援護者の見守りネットワーク強化事業に取り組んでいます。専門的な相談支援機関がそれぞれの分野を超えて連携し、地域の見守り活動と連携した支援体制の構築に取り組みます。

2. 福祉人材の育成・確保
 地域福祉活動の担い手として市民、福祉専門職、行政職員が人材の育成・確保の取り組みを進めていきます。

3. 権利擁護の取り組みの充実
 地域において虐待についての知識・理解を深めるとともに、地域住民、警察等の関係機関、行政機関が連帯して支援できるようネットワークの構築を進めます。
 成年後見制度の利用促進のため、「権利擁護支援の地域連携ネットワーク」を構築します。
 大阪市成年後見支援センターを中核機関として、専門職団体・関係機関が連携協力する「協議会」を設置・運営し、本人を中心とする「チーム」を支援する仕組みを作ります。

 多種多様な人々が暮らす地域の中で「支え手」「受け手」という関係を超え、地域住民や地域の多様な主体が『我が事』として参画し、世代や分野を超えて『丸ごと』つながることで住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会の実現をめざします。

 最後に、地域に関わる全ての人が共に地域福祉の推進に取り組むためには、一人ひとりが地域の中で自分にできることをすることで地域福祉に参画していくことが大切だとおっしゃっていました。

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