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2018年07月24日
7月23日(月)に第3回事業所運動会 本人委員会が開催されました。
猛暑の中、今回も8事業所の本人委員と支援員の皆さん全員が出席しました。
今回の議題は、ドッジボール競技の具体的な内容についてです。
的となるピンの素材は何が良いか。ボールはどんなボールを使うのか等、考えてきたことを順番に発言されました。
実際に試作品として作った段ボールのピンにやわらかいボールを当てて、倒れ具合等も確認しました。
意見が分かれて決められない時は、もう一度支援員の方と相談して、何度か意見を出し合って多数決で決めました。
最終的にドッジボールの内容は、段ボールで作ったキャラクターのピンに、やわらかい素材の大小大きさが混ざったボールを当てて、時間内にたくさんピンを倒したほうが勝ちと決まりました。
今回の宿題として、ピンの大きさと数、コートの形について次回までに考えてくることになりました。
本人委員の皆さんが一つひとつの議題について真剣に考えて決められています。今後も競技中に流す曲目や、おそろいのTシャツの作成について等決めていきます。
次回の第4回本人委員会は8月1日(水)に開催します。
2018年07月23日
7月19日(木)に『私たち親の老後について』をテーマにファイナンシャル・プランナーの西村和子氏をお招きして勉強会を開催しました。
老後の生活にいったいいくらお金は必要なのか?将来の年金はどんな年金をいくら受け取れるのか?資産運用って難しいのか?等の疑問について、また、今からでも準備しておくべきことについてお話していただきました。
制度として年金の種類(老齢基礎年金・老齢厚生年金)と受給資格についての説明があり、要件を満たしているか確認することが必要とのことでした。次に、毎年誕生日月に届く年金定期便の見方についての解説があり、実際に老齢基礎年金と老齢厚生年金の受取額を試算しました。
また、将来いくらあれば良いのか?については、まず現在の収入と支出を把握して、将来を自宅で暮らす・介護施設を利用する等、今後のライフスタイルを考慮しての今の収支をシュミレーションしてみましょうということです。
毎年、減額傾向にある私たちの年金では将来の十分な生活に充てることが難しい状況です。それぞれの生活の中で、いかに無駄を見直し支出を減らせるかは大事なことですが、負担の少ない金額を積み立てる等、できることから運用することもこれからは必要であると話されました。
改めて今の状況を確認すること、考えていくことから始めることが大切です!とおっしゃっていました。
2018年07月05日
7月2日(月)にアミティ舞洲(大阪市舞洲障害者スポーツセンター)で、東成育成園・港育成園・港第二育成園・ワークスいけじま・福島育成園の利用者の皆さんと職員と保護者の方々が参加して、第3回法人合同運動会を開催しました。
紅白に分かれての対抗戦で、デカパン競争や荷物運びリレー、パン食い競争、大玉ころがし、紅白玉入れ等皆が楽しんで参加できる競技が盛りだくさんで利用者の皆さんも一生懸命!!保護者の方々も全力疾走!!と盛り上がりました。
恒例の各園のパフォーマンス合戦では、利用者の皆さんと職員が一体となって練習を重ねた成果を披露し、それぞれの園の個性を生かした素晴らしい演技でした。
第3回目となり、各園でユニホームを揃えたり応援旗を作成したりと、回を重ねるにつれ内容も充実してきました。今から来年が楽しみです。
2018年07月02日
7月1日(日)に堺市南区のビッグアイで、第7回エルチャレ甲子園が開催されました。
エル・チャレンジでは、1年間で約200名の皆さんが毎日、早朝から清掃業務を行っています。
当会からも東成育成園とわかたけ会が業務に携わっています。
エルチャレ甲子園は年に一度、訓練生の皆さんが参加され、①掃き掃除部門 ②拭き掃除部門 ③小便器部門 ④洗面台部門 に分かれて日々習得した清掃技術の成果を披露し、競い合う大会です。
また、団体競技ではチームを作り、掃き掃除、拭き掃除、確認作業役等の担当を決めて、一つの部屋の掃除を行い、出来映えとチームワークの良さを競います。
日頃の業務の成果を発揮する皆さんの一生懸命な姿に、応援にかけつけた事業所の支援員や保護者の方々が熱い声援を送っていました。
2018年06月28日
昨日、事業所運動会 第2回本人委員会が開催されました。
前回と同様に8事業所の本人委員と支援者、全員が出席しました。
今回の議題は、前回決まった「本人委員会のドッジボール競技」に必要な道具とルールについてです。
それぞれに考えてきたことを順番に発言しました。いろいろな意見が出ると、その都度多数決で決めていきます。
ルールについては、人数は4対4、回数は3回、ボールはバレーボールくらいの大きさで、柔らかい物(次回見本を見ることになりました)を使うことになりました。
ボールを当てるパネルについては、素材や数、大きさ等、たくさんの意見が出たため、次回までにもう一度考えてくることになりました。
次にもう一つ、前回の宿題としていた競技の名称を一人ずつ提案しました。
何度かの多数決で絞り、最終的に『どっじすたー』に決まりました。
次回はパネルの素材や数、大きさについてと、今回決まった3回戦の内容について話し合うことになりました。
支援員の方と相談しながら、自分の考えをみんなの前で発言され、自分たちで決めていく競技内容に本人委員の皆さんは一生懸命取り組まれています。
次回、第3回本人委員会は7月23日に開催予定です。
2018年06月22日
6月19日(火)に”親なきあと”の財産管理をテーマに(株)ジェイアイシーの御子柴大樹氏とジェイアイシーウエスト(株)の竹本幸司氏にお越しいただき、『未来あんしんサポート』の紹介をしていただきました。
『未来あんしんサポート』は生命保険と信託機能を組み合わせ、親が万が一のときに支払われる生命保険金を信託銀行が安全に管理しながら、子どもに分割してその財産を交付していくサービスです。
また、医療費等の捻出のための臨時の引き出しにも対応できるとのことです。
以前に(一社)大阪府信用組合協会から紹介があった『後見制度支援預金』も本人の財産の適切な管理と利用という目的は同様ですが、後見制度であるため、家庭裁判所の指示書が必要です。
それに対し、『未来あんしんサポート』は親の医師や判断で決定できるところが大きな違いになります。
どちらも「子どもにお金を残してあげたいが、有効に使ってもらうことができるのだろうか」「手元にたくさんお金があると上手く使えないのではないか」等の不安を抱える親のための手立てになります。
その他、疾病やケガの入院や賠償事故などを補償する『生活サポート総合補償制度』の紹介もありました。
『生活サポート総合補償制度』の特徴は以下の3点です。
①加入に際しての健康診断や医師の診察は必要がない。
②ケガや病気による入院が補償の対象となる。
③入院給付金は、既往症やてんかん発作による入院をはじめ、治療のための検査入院でも補償の対象となる。
個々のケースに合わせて、上手に活用していただきたいと思います。
2018年06月18日
6月15日(金)に北区にあります堂島NTTビルで、東成育成園、港育成園、こはる苑、ゆうゆう美波途の4団体が参加して、自主製品の焼き菓子や小物の販売活動に行ってきました。
販売会について社内ではCSR担当の社員の方々に掲示板等で周知していただいています。
定期的に開催している販売会は、お昼休憩の時間に合わせて社員食堂横の喫茶スペースで行っており、社員さんには浸透しており「頑張っているね」と、お声をかけてくださる方や「美味しかったから」とか「買った小物が使いやすかったから」と、リピートしてくださる方も多くいらっしゃいます。
販売担当の利用者さんも「いらっしゃいませ!」「ありがとうございます!」と大きな声で接客されていました。
NTTコニュニケーションズ(株)のCSRの取り組みとして開催されたこのイベントには、平成21年から参加させていただき、今年で9年目になります。
2月はバレンタインデー向けに、3月はホワイトデー向けに、5月は母の日向けに、6月は父の日向けにと年4回開催しています。
このような取り組みは、障がいのある人に対する理解を深めていただき、また障がいのある人の社会参加の良い機会になっていると思います。
*CSR(Corporate Social Responsibility)とは、事業活動を行うだけでなく、人権やコンプライアンスの徹底、環境問題への配慮、地域社会との共存・貢献といった企業が果たすべき社会的責任を指しています。
2018年06月14日
今年で20周年となる事業所運動会が平成30年11月16日(金)に大阪市舞洲スポーツセンターで開催されます。
本日はその準備のために参加の8事業所から今年の本人委員1名と支援者1名が出席し、第1回本人委員会が開催されました。
藤原運営委員長のご挨拶のあと、少し緊張気味の本人委員の皆さんの自己紹介から始まりました。
第1回目の今日の議題は、「本人委員会の希望競技を決めよう」という内容でした。
ディスコタイム、バスケットボール、ドッジボール、輪投げ、ボウリング等、それぞれに考えてきた希望の競技を順番に一人ずつ提案しました。
少し考える時間をとってから、多数決で最終的にはドッジボールに決定しました。次にドッジボールのルールと必要な道具についてみんなで意見を出し合いました。
①人にはぶつけたくないから、キャラクターに見立てたパネルにボールを当てる
②当たっても痛くないやわらかいボールを使う
③10個のパネルに時間を決めてボールを当てる
④一人ずつボールを5回投げる
⑤パネルの真ん中に印をつけて、投げたボールでパネルを倒していく
⑥動物の形の大小のパネルを作成し、点数をきめておく
等、たくさんの意見が出ました。
今日出し合った意見を事業所に持ち帰って、次回はルールや競技の名前について話し合う予定です。
①どんな形のパネルを何枚作るのか?
②一人ずつ投げるのか?何人かで投げるのか?
③何回するのか?何分するのか?
等を決めていくことになりました。
時間が経つにつれ緊張も解けた様子で、支援員さんと議題について一生懸命相談し、それぞれに考えた意見を積極的に発言されました。
運動会へ向けた本人委員の皆さんの熱い活動を今後も報告していきたいと思います。
2018年05月21日
5月17日(木)に、デンタルサポート株式会社の奥田晋平さんと橋田まゆみさんにお越し頂き、『元気なお口で素敵な笑顔!!』をテーマに勉強会を開催しました。
導入は、口の役割の説明からで、口には「食べる」「息をする」「話す」「表情をつくる」役割があり、口腔内には細菌が700種、2000億個もいるそうです。
この細菌が肺に入ってしまうことが誤嚥性肺炎の原因で、誤嚥性肺炎はがん・循環器病に次いで死亡原因の3位だということです。
誤嚥性肺炎は細菌の除去と機能訓練で予防できるので、定期的な歯科検診を勧められていました。
ハミガキでは、歯ブラシは柄がまっすぐで毛先が平らで毛の柔らかいものが使用しやすく、それを毎月交換することが良いそうです。
ハミガキの支援の際は、ご本人への声かけやマッサージをしてリラックスしてもらってから行うことで緊張がほぐれるそうで、支援する時はご本人と支援者が同じ高さで向かい合って行うことが良いそうです。また、支援者がハミガキの前に口の中を確認することで、口内炎がないかどうかが分かり、食べ物が残っている場所から、どこの機能が低下しているか分かるそうです。
ハミガキのほか、舌や粘膜の清掃についてもお話がありました。口は消化器ですが外部と触れているので清潔を保ちたいもので、口腔ケアでお口を管理し、元気にすることでご飯をしっかり食べられ、好循環につながるとのことでした。
ご飯が食べられなくなると低栄養状態になり、免疫力の低下や脱水症状、筋肉量の低下を引き起こし、筋肉量の低下から噛む力や飲みこむ力の低下につながります。
加齢に伴う口の感覚の低下から、飲み込みの反射が悪くなり、誤嚥の原因になるとのことで、映像を見ながらの説明がありました。
その後、お菓子と水が配られ、舌を動かさずにお菓子が食べられるか・噛まずに食べられるか、また口を閉じずに水が飲めるか・舌を動かさずに水が飲めるか等の実践を行い、嚥下のしくみと誤嚥の種類の説明と誤嚥予防のとろみ剤の紹介がありました。
口の疾患は、全身の疾患につながることもあり、病院へ行けない方には訪問歯科もあるので、定期的な歯科受診を改めて勧められました。
最後に質疑応答の時間がありました。歯ブラシの保管方法の問いには、水で洗って拭いて、立てて早く乾かすことが良く、煮沸消毒をする必要はないとのことでした。また、ハミガキをするタイミングについての問いには、食べ終わってからすぐにした方が良いとのことでした。
2018年04月24日
平成30年4月19日(木)大阪市社会福祉センター会議室において4月の会員向け勉強会を開催しました。
今回のテーマは3月1日~2日に開催された『全国育成会 行政説明会・フォーラム』の報告会として、法人本部 飯塚事務局長から報告がありました。
まず、平成30年4月に見直された障がい福祉サービスについて、報酬改定に伴う改定内容の要旨として、
①障がい者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援
②医療的ケアを要する障がい児に対する支援
③精神障がい者の地域移行の推進
④就労系サービスにおける工賃・賃金の向上、一般就労への移行促進
⑤障害福祉サービスの持続可能性の確保
以上の5つの大きな柱が設定されたということです。
また、次期報酬改定に向けた懸案事項として、食事提供加算のあり方検討や、サービスの質に関する調査研究が行われるとのことです。
その他日中支援型のグループホームや共生型サービス、新設された自立生活援助と就労定着支援、また今回取扱いが変わった重度訪問介護等についても「手をつなぐ」4月号に具体的な内容が掲載されておりますので、ぜひご一読くださいと紹介されました。
次に、全国手をつなぐ育成会連合会 政策センター委員であり、内閣府障害者差別解消法アドバイザーである又村あおい氏の「計画相談で確認する地域生活支援」の講演の報告がありました。
親なきあとの漠然とした不安として、
①日常生活の見守りに対する不安
②本人の自立(自律)した将来像が描けないことへの不安
③本人の権利擁護に対する不安
などが挙げられます。
親なき後を考えると相談支援は命綱です。いずれ訪れる「親なき後」に備え、親の機能の代替として複数の支援者が相互牽制しながら本人を支えていく体制の整備が必要となります。
また、「サービス等利用計画」と「個別支援計画」の違いについての説明があり、今後、計画相談におけるサービス等利用計画の質の向上も課題であるということでした。
「手をつなぐ」4月号の『今月の問題』で相談支援の必要性・重要性として取りあげられていますので、ご一読くださいとのことです。
フォーラム最後に久保会長からあった、権利擁護の面では身上監護において親に勝るものはありませんが、親の制度理解が制度変化のスピードに追いついていない状況があり、親も制度を習熟するべきだという話の報告で勉強会は終了しました。
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